Ultimate Ears用交換ケーブルの断線修理[ 2011 / 12 / 04 ]

Super.fi 5 Proなど古めのUltimate Earsのイヤホンで使われるケーブルの断線修理を行います。今回の物は端子付近で断線しているため、端子の手前でケーブルを切断して新たに端子をハンダ付けします。

断線箇所の調査

片側から音が出ないケーブルの断線修理を行います。

断線箇所の特定

音を鳴らした状態でケーブルをつまんで揺すっていくと、プラグの根本付近を動かしたときに音が出ることがありました。その辺りを重点的に動かしてみると音が出たり消えたりします。どうやらプラグの根本付近のケーブルが断線していて、動かしたときに断線箇所が一時的に接触して音が出るようです。

そこで断線部分の手前でケーブルをカットし、新たにミニプラグをハンダ付けして修理を行います。

ケーブルと端子のピンアサイン

ケーブルのピンアサイン

左ch端子 右ch端子

画像はLとRの表示を表にしたときの物です。

ミニプラグ

左と右の音声信号は別々ですが、GNDは左右共通です。

交換用3.5mmステレオミニプラグ

交換用ミニプラグ 元の物との比較

交換用3.5mmステレオミニプラグは元の物より一回り大きくなります。今回使用したのはオヤイデ電気で購入した3.5ステレオミニプラグ Sです。ネットだけでなく在庫があれば店頭でも購入ができます。

プラグの分解

外側部分はねじ止め式になっており、回せば分解できます。中に絶縁用と思われるビニールのカバーがあるので保管しておきます。

プラグのピンアサイン プラグの端子拡大

ピンアサイン通りにケーブルをつなげれば、音声端子として使えるようになります。ケーブルの接続場所には穴が開いているので、そこにケーブルを差し込みハンダ付けを行います。

断線修理

断線箇所の切り離し

断線箇所の切り離し

断線していると思われる箇所の手前をカットします。

ケーブルの皮膜はぎ

ケーブルの皮膜はぎ

カットしたケーブルの先端の皮膜をはぎます。ニッパーやカッターで周囲に切れ目を入れ、ねじりながら引っ張ればはずれます。中の線はとても細いので傷が入らないように気をつけてください。

ケーブルの割り当て

皮膜をはいだら中の線をほどきます。中のケーブルがどの部分に該当するかは、テスターの通電チェック機能を使うことで調べることができます。

中の線の皮膜はぎ

中の細い3本のケーブルにも薄い皮膜があるのではがす必要があります。外側の部分と比べて脆いので、ニッパーの刃でこするようにしてはがしました。皮膜がはがれたかどうかはテスターで確認するとわかりやすいです。

ハンダ付け前の準備

ハンダ付け前の準備

ハンダ付け前にプラグの外側部分と、ビニールのカバーをケーブルに通しておきます。これを忘れるとハンダ付けをやり直す羽目になります。

ハンダ付け

ハンダ付け

各端子の穴にケーブルを差し込みハンダ付けをします。

組み立て

ケーブルの固定

ハンダ付けが終わったらケーブルをプラグに固定します。ケーブルを少し押し込んで、ケーブルの黒い部分を固定金具の先になるようにして、ラジオペンチで固定金具を挟んでケーブルを押さえつけます。ケーブルが引っ張られたときに抜けないように金具を少し食い込ませ、軽く引っ張って確認をします。

ビニールカバーの取り付け 外側部分の取り付け

ケーブルの固定がすんだらビニールのカバーをつけ、外側の部分を固定します。

断線修理完了

断線修理が完了しました。

ケーブルの固定

ケーブルと本体

この世代のUEのケーブルは着脱可能ですが、最初は端子ごと引きちぎってしまう事もあるぐらいに堅く接続されている一方で、一度外れると外れやすくなります。最近は歩いているだけでも外れるようになったのでホットボンドで固定する事にします。

ケーブルと本体の接続部 接続部をホットボンドで固定

ホットボンドの先端を付けると溶けるので、溶け出てきたボンドを接続部に当てて盛りつけます。

固定後しばらく経過していますが、今のところ外れていません。ホットボンドなので指でつまんで引っ張れば簡単に外れるので、もしケーブル交換が必要になった時も問題ありません。