ブリジストン 3灯チップLED点灯虫 HL240[ 2016 / 12 / 02 ]

自転車の前カゴ下に取り付けるタイプの3LEDオートライトの外観や使い勝手などを扱います。

外観

3灯チップLED点灯虫 HL240 大きさ比較

このシリーズでは珍しい3灯のハブダイナモ用カゴ下取り付けのオートライトです。ブラケットをなんとかできれば右側の従来のライトの位置にも付けられそうな気がしてくる大きさです。

点灯虫の3灯ライトはYSD01(プチトリオ)というちょっと違った感じの型番でも存在します。

HL240手前

前面です。反射板は付いていないので別途取り付ける必要があります。初期装備のライトに反射板が組み込まれている自転車は、ライトとは別に反射板を取り付ける部分がないので面倒なことになります。

HL240右側面 HL240左側面

側面です。ギザギザに刻まれたレンズを通って横からも光が分配されて出てきます。停車時にも点滅するサブLEDは付いていないので、停車時に真っ暗になるのが難点です。

HL240底面 HL240スイッチ

底面です。金具を取り付ける部分が出っ張っています。オートライトのオート/常時点灯の切り替え用のスイッチがあります。

上面底面のレンズ

上面と底面のレンズですが見る角度によってLEDが見えます。このレンズを通して真下と真上にも結構な明るさの光が放出されます。前カゴがメッシュタイプでカゴに何も入れていないと少々まぶしいです。

LED3つ D4

LEDは平型タイプでよく見かける黄色と白の正方形です。それぞれD4・D5・D6と番号が振られています。

側面レンズ 基板のネジ

側面のレンズがあるあたりに基板のネジが見えます。外側にはネジがないので、分解するには前面のレンズ部分をなんとかして外す必要がありそうです。

寸法

HL240寸法 HL200寸法

寸法は数世代前の点灯虫(HL200)よりも一回り小さくなっています。特に22mmという薄さは、カゴと泥よけの間のスペースがあまりない自転車に取り付けやすいでしょう。

取付金具

NBK20 金具取り付け状態

取り付け金具は旧機種のHL200などでも使われているNBK20です。既にカゴの下に取り付ける点灯虫を使っている場合は金具が流用できそうです。金具のネジは自転車に取り付けたあとでしっかり締めるとよいでしょう。

重さ

重さは74g(ライト48g、金具26g)です。

取り付け

カゴ下に固定

カゴの底にある金具でライトをネジ止めします。

ケーブルを支柱に巻く J1端子に差し込む

ケーブルを支柱に巻いて先端をJ1端子に差し込み、ビニールのカバーを下ろして取り付け完了です。

以上のように取り付けはドライバー1本の簡単作業です。既にライトが付いてる場合は逆の手順で外します。J1端子からケーブルを引き抜く時は根元の金属部分をつかんで引っ張ります。取り外したライトに金具やネジは袋でまとめて保管しておくとよいでしょう。

照射範囲

照射範囲

ライトの角度を下げた時の照射範囲はこんな具合になります。サイドLEDはありませんがレンズによって真横にも光が広がるので側面からの視認性は悪くなさそうです。3灯なのでワイドになりそうな気がしますが前方横方向にはあまり広がりません。

照射範囲2

ライトの角度を地面と平行近くにすると結構遠くまで届くようになります。その状態だと通行人の腰から下あたりにスポットが当たります。ガラス扉などで反射した光を見てみてもあまりまぶしくありません。

明るさは街灯下でうっすら光が見える程度で特別明るいわけではありません。夜になると背を向けて歩いている人が割と気づいてくれました。大した速度ではないですが真っ暗な夜の土手でも問題なく走れました。

カゴの下に取り付ける横に長い点灯虫シリーズ一覧

登場年型番名称メインLEDサブLED反射板
出力
2004ホワイトフラッシュIV点灯虫4外付け
2005ホワイトフラッシュONE点灯虫1W121
2006ホワイトフラッシュ点灯虫0.5W122
2006スーパーホワイトフラッシュ点灯虫1W122
2008HL190ホワイトWフラッシュ点灯虫0.5W222
2009HL200ホワイトフラッシュWパワー点灯虫1W222
2012HL210ホワイトフラッシュWパワーII点灯虫1W222
2013HL220ホワイトフラッシュWパワープラス点灯虫1W221
2014HL230シングルパワー点灯虫1W12
2015HL2403灯チップLED点灯虫3
2016HL250ワイドスーパーパワー点灯虫1.3W122

LEDのワット数と製品の発売年

LEDは世代が新しいほど改良されて明るくなる傾向で、同じワット数でもあとに出た製品の方が明るい可能性が高いです。

LEDの数

実装されているLEDの数が多ければ多いほど単純に明るくなるわけでもないです。

LED数電圧電流
24.2V380mA
52.8V260mA

NH-S62のLED交換でLEDの数を変更した時の電圧と電流を測定してみると、LEDの数が多いほど電圧や電流の値が下がってしまいました。一般的なハブダイナモの出力は2.4Wと発電量の上限が決まっているため、LEDの数が増えるほど1つのLEDに割り当てられる電力が減少し、LED1つあたりの輝度は下がります。

一覧表の上の方にある古い1灯の機種は、4灯のホワイトフラッシュIVと比較してより明るいと宣伝されていました。LEDの世代差や電力の分配などが原因で1灯の方が明るくなったようです。

2.4Wを2分した値と2灯の1W-LEDはバランスがよさそうで、その後はしばらく2灯の製品が続きます。

近年はHL230とHL250の1灯、HL240の3灯など変化が出ています。実際の採用例から明るさは「HL250>HL220>HL230」となりそうです。HL240の立ち位置はよく分かりません。