E2端子にJ1端子のライトを取り付け[ 2013 / 06 / 10 ]

ソケット交換で直したハブダイナモ用オートライトですが、最近主流のLEDライトと比べると暗めなので、J1端子のLEDライトに交換してみます。取付先はE2端子なので少し細工をします。

ホワイトフラッシュWパワー点灯虫

ホワイトフラッシュWパワー点灯虫 J1端子

今回取り付けるブリヂストンのオートライトです。前かごの下に取り付けるタイプで、ケーブルの末端はJ1端子になっています。

外観

ホワイトLED オレンジLED

ホワイトLEDは最近のLED電球などで見かける平べったい形状です。両サイドの反射板の裏にオレンジ色のサブLEDが仕込まれています。サブLEDは自転車が止まった後もコンデンサか何かの力でしばらく点滅します。その時に前から見ると反射板が光ってるように見えます。

背面 切替スイッチ

背面には切替スイッチなどがあります。スイッチで明るさ関係なく常時点灯させるか、スイッチ横の明るさセンサーを利用して暗くなってきたら点灯するかを選べます。

ロゴ 裏面

表面にはロゴが描かれています。裏面は特に何もありません。

寸法

ライトの寸法 ライトの質量

寸法と重さです。

元のライトと比較 元のライトと厚み比較

写真で見ると大きそうに見えますが、実際の製品は元の普通のライトと大差ない大きさです。

取り付け金具

取り付け金具表 取り付け金具裏

取り付け金具です。これを自作したり個別に調達するのは面倒そうなので付属の有無はチェックした方が良さそうです。

取り付け金具質量 金具取り付け後

重さは23gでライトと合わせて128gになります。

J1端子とE2端子の加工と取り付け

J1端子 E2端子

J1端子とE2端子です。端子の数も形も異なりそのまま接続することはできません。

ハブダイナモ付車輪へ交換でJ1端子を扱った時、端子1つでどうやって電気を流すのだろうと不思議に思いましたが、どうやらホイールを固定する軸の部分がGNDになっており、そこから導電性の金属の支柱を通ってライトまでつながっていたようです。

J2端子は、J1端子にGND用の端子が付いた2端子構成になっています。J2端子にJ1端子のライトを接続する場合、ライトから出ているケーブルはGNDじゃない方の端子に接続すれば、金属の軸がGND代わりになりライトが使えるようです。

E2端子でもJ2端子と同じように軸がGNDになっていないかと、テスターの通電チェック機能で調べてみると通電する事が確認できました。E2端子でもGNDではない方に配線ができれば使えそうです。

J1からE2への変換

めがねケーブル めがねケーブルを切り出す

様々な電気製品で使われているめがねの形状をした端子の電源ケーブルです。これの端子部分をカットして2本に引き裂いた物の片方を使います。たまたまあったこれを使っていますが、ちょうどいい大きさの電線なら何でもOKです。あまり長くても邪魔なので短くカットして先端の皮膜をはぎます。

J1端子付近の加工

J1端子に押し込む J1端子をホットボンドで固定

皮膜を剥いだ部分を無理矢理押し込みます。剥いだ部分はねじってまとめるのが普通ですが、今回はある程度ばらけた状態にした方が差し込みやすいです。半田付けをするのが確実ですが、後で戻せるようにホットボンドで済ませました。かごの支柱にケーブルを巻き付けるので自然に外れる事はないと思います。

E2端子の加工

E2端子 E2端子の分解

GND側はマークが付いているので一目でわかります。裏側の爪にマイナスドライバを差し込んで分解します。

E2端子にケーブルを差し込む 皮膜をヤスリがけ

GNDマークの付いていない方にケーブルを差し込みますが、ケーブルが太すぎて皮膜部分が通りません。皮膜をヤスリがけするなど悪あがきをしましたが、このケーブルの皮膜を通すのは無理でした。

妥協案 余分な部分を折り曲げ

妥協して皮膜を長めに剥いで差し込み、余分な部分を折り曲げます。

余分な部分をカット E2端子のふたを閉める

余った部分をカットしてふたを閉めます。ケーブルを間違ってGND側に付けていないか確認しておきます。

E2端子の隙間を埋める J1E2変換の完成

隙間はとりあえずホットボンドで埋めておきました。やっつけですがこれでJ1からE2への変換ケーブルの完成です。

自転車に取付

ライトをかごの下に固定 配線を支柱に巻き付ける

付属の金具でライトをかごに下に取り付け、ライトから出た配線をかごの支柱に巻き付けてJ2端子に差し込みます。前輪を回してみると無事にライトが点灯しました。

端子の加工

J1端子

取り付けてから3ヶ月弱ほど経過した時、明かりがちらちらと消えかかるようになりました。上で出てきたJ1端子の固定が外れかかって明滅するようになったようです。もう少ししっかりした固定を行う事にします。

100円ライトの金具 J1端子と金具

100円ライトの電池部分に使われている金具です。この金具を流用してJ1端子と接続できるように加工します。手近にあった物を使っていますが、とりあえず電気を通す金属板なら何でもOKです。

金具の加工

ニッパーで切れ目を入れ、ラジオペンチで何度も折り曲げて端の部分を取り除きます。まだJ1端子より一回り大きいので外側を取り除き、端子にあてがって確認しながら棒ヤスリで形を整えていきます。

金具の加工後 金具の取り付け

対象が小さいので指を少し削りながらもできあがりました。取り付けるとしっかり固定されています。

金具にハンダ付け ハンダ付け後

加工した金具にケーブルをハンダ付けします。動かないように金具をテープで固定してハンダ付けをします。思いっきり斜めになりましたが、このまま支柱に巻き付けたらちょうどいい具合になったので結果オーライです。

J1端子にケーブルを取り付ける 防水キャップをかぶせる

できあがったケーブルをJ1端子に差し込み、防水キャップをかぶせて完成です。

ライトの増設

かご下設置のライトを付けたので元のライトが付いていたスペースが空いています。そこでハブダイナモ用で通常のライトを付けてみる事にします。

手前 上側

用意したのはブリヂストンのホワイトフラッシュスリムII点灯虫です。大きさは今回の物より若干小さいです。0.5WのLED電球を搭載し、右側面にオレンジ色のLEDが付いています。側面のLEDは走行中のみ点滅します。

端子加工

J1端子 金属板の残り

このライトもJ1端子なので上の端子加工と同じ手順で変換ケーブルを作成します。金属板は上の残りを使います。

金属板加工後 金属板の仮取り付け

J1端子にぴったり収まるように削りました。

電線 電線に端子をハンダ付け

今回はE2コネクタに2本線を差し込むので、上で出てきたケーブルより若干細い物を2本用意しました。もう1つの端子は上で出てきた物を流用しています。ケーブルの被膜を剥ぎ、加工した端子をハンダ付けします。

変換ケーブル E2端子の防水処理

2本のケーブルをE2コネクタに差し込み、根元をホットボンドで防水処理をして変換ケーブルの完成です。

取り付け

ライトの取り付け 電線を支柱に巻き付け

ライトを取り付け、ケーブルを支柱に巻き付けました。

変換ケーブルを取り付け 電線と変換ケーブルを接続

ライトのケーブルを支柱に巻き付けてから変換ケーブルを取り付けます。

結果

ライトを下向きにセット

2台同時に接続をするとスリム点灯虫がほとんど点灯せず、画像のように下向きに向ければ足元に小さな光が見える程度です。しかし、スリム点灯虫の側面のオレンジ色のライトはしっかり点滅しているので、テールランプで使えるかもしれません。2台接続時もWパワー点灯虫の明るさは同程度でした。

かご下取付幅広ホワイトフラッシュ点灯虫シリーズ

今回取り付けたオートライトも含む、前かごの下に取り付けるタイプで幅の広いホワイトフラッシュ点灯虫シリーズの一覧です。LEDは年々進化しているので新しい方が明るいです。年式はアルベルトに搭載されていた時期です。

ホワイトフラッシュIV点灯虫(2004~05年モデル)

ホワイトフラッシュIV点灯虫

ホワイトLEDを4灯採用したモデルです。

2004年の登場時は「ホワイトビーム点灯虫」と表記されていました。本体にはアルファベットで「ホワイトLED点灯虫」と書かれています。

ホワイトフラッシュONE点灯虫(2005年上位モデル)

ホワイトフラッシュONE点灯虫

高輝度1WホワイトLEDを採用し、1灯ながら前モデルよりも明るくなったようです。両サイドにオレンジ色のサブLEDを実装し、自転車が停止した後もしばらく点滅します。

ホワイトフラッシュ点灯虫(2006~08年モデル)

ホワイトフラッシュ点灯虫

高出力0.5WホワイトLEDを採用し、ホワイトフラッシュIV点灯虫より約25%照度UPしています。

スーパーホワイトフラッシュ点灯虫(2006~07年上位モデル)

スーパーホワイトフラッシュ点灯虫

高輝度1ワットLEDを採用し、従来の点灯虫よりも照らす範囲が広がっています。

ホワイトWフラッシュ点灯虫(2008年上位モデル、HL190)

ホワイトWフラッシュ点灯虫

高輝度0.5ワットLEDを2灯採用しています。

ホワイトフラッシュWパワー点灯虫(2009~11年モデル、HL200)

ホワイトフラッシュWパワー点灯虫

高輝度1ワットLEDを2灯採用しています。

ホワイトフラッシュWパワーII点灯虫(2012年モデル、HL210)

ホワイトフラッシュWパワーII点灯虫

高輝度1ワットLEDを2灯採用で、中心照度が従来に比べて約10%アップしています。

ホワイトフラッシュWパワープラス点灯虫(2013年モデル、HL220)

ホワイトフラッシュWパワープラス点灯虫

従来より明るい1ワットLEDを2灯採用し、中心照度を従来モデルより約1.6倍アップしています。中央に従来の物より幅の広いリフレクタが配置され、リフレクタ下部の両端に昼間点滅のデイライトサブLEDが実装されています。