サイクルコンピュータ OH-13137[ 2014 / 08 / 07 ]

サイクルコンピュータは自転車の速度や走行距離などを計測するツールです。今回は試しに安物のサイコンを使ってみました。

取り付け

サイコン本体 OH-13137パッケージ

サイクルコンピュータのOH-13137です。簡素な白箱のパッケージにOH-13137とありますが正式な型番ではなさそうです。Amazonでサイクルコンピュータを検索すると、後ろの方のページに同じ外観の製品が出てきます。

付属品

付属品

有線式なのでマウント部分とセンサーがケーブルでつながっています。ケーブルの取り回しさえ何とかできれば、有線の方が周囲の影響も少なく燃費がよいです。

裏面と接点

裏面 マウント部

本体の裏側にセンサーと接続する接点と電池のフタがあります。マウント部に差し込めば取り付け、そこから引っ張れば外せます。

取り付け

ブラケットの取り付け

ブラケットの取り付け

まずは前輪左側のフレームにブラケットを取り付けます。このブラケットは輪っかの先端を差し込んでマイナスドライバーで回すと締める事ができます。プラスチック製なのできつく締めすぎると破損する可能性があるのでやり過ぎないようにします。ブラケットの位置はどこでもいいようですが、とりあえずブレーキのすぐ下あたりに固定しました。

マグネットの取り付けと、マグネット・センサー間の距離調整

マグネットの取り付け センサーとマグネットの距離

続けてプラスドライバーでスポークにマグネットを取り付けます。ここもネジは締めすぎず、固定ができたところで止めておきます。ブラケット側を動かしてセンサーとの間隔が1mmになるように調整します。調整後、前輪を回してマグネットとセンサーが接触しないか確認します。

マウントと本体の取り付け

マウントの取り付け 本体の取り付け

ハンドルにマウントを取り付けます。スペーサーは付属のゴムバンドだけは厚みが足りなかったので、100円LEDライトのゴムスペーサーを流用しています。最後に本体を差し込んで取り付け完了です。

何となく面倒そうな印象がありましたが簡単に取り付ける事ができました。

ケーブルの取り回し

試しで適当に取り付けてみましたが、このままではケーブルが何かに引っかかりそうなので取り回しを見直してみます。

ケーブルの収納1

ハンドルのすぐ下あたりです。ケーブルを結束バンドで軽く押さえ(最初は結束バンドを締め切らず軽く止める)、ハンドルを思いっきり切ってもケーブルが突っ張らない程度の余裕を持っているのを確認します。確認が済んだらケーブルをつぶさない程度で結束バンドをしっかり締めます。

ケーブルの収納2

ブラケット付近の余剰ケーブルをフレームに巻き付け、そのあと結束バンドですぐそばを固定します。

初期設定

電池を入れて電源が入った時に初期設定ができるので設定を行います。

タイヤサイズ

タイヤ周長の値が必要なのでタイヤ側面に書かれている値をメモします。今回のタイヤだと「42-622」と「700x40C」の2つ表示がありますが、表記方法が異なるだけでどちらも同じ意味です。「タイヤ周長」で検索をするとタイヤサイズと周長の対応表を載せたサイトがいくつか見つかるので、メモしたタイヤサイズと照らし合わせます。今回のタイヤだと220cmでした。

キロ・マイル表示

「km/h」か「m/h」を選択します。初期設定はキロなので右ボタンを押して次に進みます。

タイヤ周長入力

タイヤ周長

左ボタンで数値を変更、右ボタンで決定です。今回のタイヤは220なのでそれを入力しています。

積算走行距離の計測開始値設定

積算走行距離の初期値入力

電池交換を行うと積算走行距離がリセットされるので、それまでの値を入力する事ができます。左ボタンで1桁ごとに数値変更、右ボタンで確定して桁移動をします。

取り付けてから400kmぐらい走っていたので「0400.0」と入力してみると4000km、「0040.0」で40kmとなりました。よく見ると右ボタンを押した時に小数点にも照準が合わさり、その時に左ボタンを押すと小数点が消えたので「00400」と入力すると400kmになりました。

初期設定の再設定

初期設定の再設定

初期設定で入力ミスのまま確定したり、入力途中でしばらく経過して強制的に確定になるなど、初期設定をやり直したい時はODOモードにして左ボタンを長押しします。しっかり押したままにしないと途中で押下がキャンセル扱いになり、その場合はそこから6秒押す必要があります。

時刻設定

時刻設定

初期設定の項目ではありませんが、電池投入時は時刻も初期化されているので合わせておきます。時刻モードにして左右ボタンを押すと時刻を設定できます。最初に時を左ボタンで入力して右ボタンで確定、続けて分を左ボタンで入力して右ボタンを押して時刻設定完了です。

操作と測定

このサイコンは、走行速度・積算距離・走行距離・最高速度・平均速度・走行時間・回転速度の7項目が計測可能です。

他に、時計機能や節電機能で停車から120秒後に時刻だけ表示する待機モード、ぺーサー機能があります。

画面表示

表示部

現在の速度は常時表示されます。その他の項目は速度の下に表示され、ボタンで表示を切り替えます。表示されていない項目の計測値も更新されます。現在の速度の右側にぺーサーが表示され、平均速度を超えていたら「▲」、下回っていたら「▼」と表示されます。

運動量記憶機能

運動量記憶機能

積算距離は常時カウントされますが、それ以外の項目は計測モードにしないと計測されません。走行距離などのモード(ODOとCLK以外)にして左ボタンを押すと、「km/h」が点滅して計測モードに入ります。もう一度左ボタンを押すと計測が止まり、左右ボタンを押すと計測値がリセットされます。

その他の項目の切り替え

右ボタンを押すと、以下の順で表示項目が変わります。

ODO:積算走行距離(最大99999km)

取り付けてから今まで走ってきた距離の合計です。電池が切れると値がリセットされます。左ボタンを押すとと現在のタイヤの周長が表示されますが、長押しすると初期化するので気をつける必要があります。。

DST:走行距離(最大9999.9km)

測定モードにしてから走った距離です。DSTを表示中に左右ボタン同時押しをすると値がリセットされます。走る前にリセットしておけば、その日の走行距離が分かります。

MXS:最高速度

リセット後からの最大速度です。

AVS:平均速度

リセット後からの平均速度です。ぺーサーはここの値を見て上下の判断をします。

TM:走行時間(最大9:59:59)

累計走行時間です。走行中は時刻が進み、停車して0km/hになると一時的にカウントが停止します。左右ボタン同時押しでリセットされます。

RPM:回転数

1分間の車輪の回転数です。

CLK:時刻

現在時刻です。左ボタンを6秒押すと12時・24時表示が切り替わります。

():スキャン

このモードにすると画面左下に「()」が表示され、その他の項目が4秒ごとに切り替わります。

バッテリー切れ直前の動作

取り付け後、実際に使ってみると以下のような症状が頻繁に出ました。

  • 積算走行距離・時刻以外の値がリセットされる
  • 測定状態が解除されて未計測状態になる
  • その他の項目の表示が勝手に切り替わる

とりあえず速度と距離の総計は分かるのでそれだけ使っていましたが、しばらくすると電池が切れました。最初に入っていた動作確認用の電池の残量がほとんどなかったようです。

電池交換

電池交換 SR44

電池のフタは一円玉でも外せます。元々入っていたのはAG13というボタン電池ですが、100円ショップなどで扱っているLR44も使えます。今回はLR44よりも高容量で安定した電圧を供給でき長持ちというSR44があったのでそちらを使います。よく売り切れていますがSR44も100円ショップで売られています。

接点掃除

電池交換ついでに接点掃除もしておきます。レシートのこすったら黒くなる方で2つの接点をこすっておくと接触不良対策になります。電池の方の接点は下手に触ると折れそうなので、もしやるなら綿棒に接点復活材をつけてこすります。

電池交換後

電池交換後は正常動作をするようになり、すべての機能が使えるようになりました。もし上記の異常現象が起き始めたら、走行距離をメモして電池交換をした方が良さそうです。

使用感

風や坂に体力などの状況による速度の変化が、具体的な数値となって見えるのがなかなか面白いです。変速を切り替えながら速度を確認すると、その時々に応じた最適な変速が見えてきます。他にも目的地への距離や、ルートによって変わる距離が分かるのも便利です。サイコンはなくても支障ありませんが、安い物だと1000円前後で購入できるので、自転車によく乗るなら試しに購入してみるとよいかもしれません。

雨の中を走っても画面に水滴が付いて表示が見えなくなった程度でそのまま動作しました。それなりに雨の耐性はあるようです。バックライトがないので夜は見えませんが、街灯の下なら表示が確認できます。逆に快晴で明るすぎる時も、液晶の表示部がすべて浮き上がっているような状態になり、画面が見えなくなります。

故障

表示不良

取り付けから約1年、3000kmほど走行した辺りで浸水するようになり、表示がおかしくなりました。