東芝 dynabook T551/58CBの分解[ 2016 / 12 / 02 ]

不動品のノートからCPUを取り出します。

CPUの取り外し

T551/58CB スペックのシール

東芝の2011年夏モデルT551/58CBです。状態は不動、HDD・メモリ・光学ドライブ無しです。いろいろ抜かれていますがCPUはそのままになっているそうなので回収します。色違いのT551/58CWなど型番がT551の機種なら同じように分解できるかもしれません。

パームレストに貼られていたシールを見てみると第2世代Corei7の2630QMが搭載されているようです。CPU以外にも液晶やスピーカーあたりを回収しておくとよさそうです。

HDD・メモリ・光学ドライブの取り外し

マザーボードの取り外しまで行う場合は外しておいた方がいいです。

バッテリーを外す HDDとメモリのネジ位置

事前にACアダプタとバッテリーを外しておきます。HDD・メモリ・光学ドライブはネジ1本外せば着脱できます。

HDDのフタの爪 SlimlineSATA

HDDのフタの4つある爪の1つが折れていたので、取り扱いには気をつけた方がよさそうです。光学ドライブの接続端子はスリムラインSATAで、そばにネジ穴があります。おそらく光学ドライブにはネジ止め用の専用の金具が付けられていて、ドライブを交換する時にはその金具を移植する必要がありそうです。

キーボードの取り外し

背面のネジ位置 キーボードのネジ位置

分解を進めるには背面のネジを外す必要があります。キーボードだけ外すなら中央の2本だけでいけます。このPCは初めから全てのネジが外れていたので、各ネジの長さが同じかどうかは不明です。

隙間にテレカ キーボードのフラットケーブル

ネジを外したらキーボードの隙間にテレホンカードを滑り込ませて持ち上げます。テレカなら傷を付けずに外すことができます。中央付近にキーボードとマザーボードをつなぐフラットケーブルがあるので引っ張らないように気をつけます。このケーブルは端子部分の両端にある爪を上に移動するとロックが解除されます。戻す時はケーブルを差し込んでから両端の爪を押し込みます。

無線LANカードの取り外しとminiPCIexpressスロット

キーボード取り外し後 無線LANカードの取り外し

キーボードを外すとCPUファンやminiPCIexpressスロットが2つ見えます。無線LANカードはアンテナ線を手前に引っ張って外してからネジを外します。このPCではネジ1本だけでしたが元々1本かどうかは不明です。

もう1つのminiPCIeスロット RTL1888CE

そばのもう1つあるスロットに差し込んでみましたが、ネジ止めする土台がないので固定できません。分解時はminiPCIスロットだと思い込んでいましたが、よく見るとこのスロットの先にネジ止め可能な土台が1つあり、このスロットはmSATAなのかもしれません。無線LANカードはRTL1888CEでした。

CPUの取り外し

中央付近のケーブル パームレストを外す

中央付近のケーブル3本を外します。水色取っ手のフラットケーブルは取っ手を引っ張って外し、中央の線は揺すりながら軽い力で引っ張ります。外したケーブルは押し込めば戻せます。パームレストは光学ドライブがあったスペースに手を入れ、揺すりながら持ち上げるように力をかけると外せます。

マザーのケーブル取り外し マザーのネジ位置

マザーにつながっているケーブルを外していきます。ロックがかかっているのはキーボードのケーブルと同じ要領で外せます。他の2つは揺すりながら外します。ケーブルを外したらマザーのネジを外します。

マザーに直付けされたケーブル マザー裏側

マザーに配線されている電源ケーブルは直付けされていて外せません。電源ケーブルをたどっていくと電源端子にたどり着き、その端子は外すことができます。電源ケーブルが自由になったらマザーボードが取り出せます。元に戻す予定があるなら、電源ケーブルがどのように配線されていたか覚えておきます。

ヒートシンクのネジ ヒートシンクの取り外し

ヒートシンクのネジ4本を外すと取り外せます。

CPUのロック

CPUのロックは囲った部分をマイナスドライバで回せば外せます。グリスはジッポオイルを使うと落とせます。CPUの表面にチップ状の部品があって取れたらまずいので、無理に落としきろうとしない方がよさそうです。外したCPUはVK16E/R-Dに移植してみたところ動作しました。PCが不動になってもCPU単体は割と生きていたりします。

CPUファンの分解

CPUクーラーのネジ位置 爪を持ち上げる

CPUクーラーはネジ2本と画像手前の爪で固定されています。爪は細いマイナスドライバーで持ち上げて外します。

クーラーの分解

中はこんな感じになっています。

羽を外す

ファンの羽は持ち上げると外せます。ここまで進めばグリスは塗り放題です。

ファンの仕様 仕様のシールを剥がす

搭載ファンはDeltaのKSB06105HAで仕様は5V-0.4A φ53mmです。シールを剥がしてもファンの土台部分は外せないようです。

液晶の取り外し

左ヒンジ根元のネジ 右ヒンジ根元のネジ

マザーが見える段階まで分解した状態で、左右ヒンジの根元にあるネジ3本ずつを外すと液晶を取り外すことができます。

液晶ケーブル 取り外した液晶

液晶からは無線LAN用のアンテナ線が2本と液晶ケーブルが出ているので付けたままなら外しておきます。液晶ケーブルはCPUファンのすぐそばにあります。元に戻す場合は3本の線がどのように配線されているか覚えておきます。

右の画像はわかりにくいですが取り外した液晶です。液晶表面を保護するために緩衝材を貼り付けています。

故障箇所

故障箇所@左ボタン付近 故障箇所@右ボタン付近

故障しているマザーボードを眺めてみると、スライドパッドのそばにある左右クリックボタンのスイッチ付近が妙なことになっています。

故障箇所

画像をクリックすると拡大します。黒いシートを剥がしてみるとひどい状態になっています。