スイッチの内部接点洗浄

[ 2009 / 01 / 14 ]

マイクロスイッチの内部に接点洗浄剤を吹き付け、金属接点を洗浄する事でチャタリングの改善をします。ハンダいらずでお手軽です。

マイクロスイッチの分解

マイクロスイッチ

マイクロスイッチを分解してみます。


マイクロスイッチの爪

このマイクロスイッチは両サイドに筐体を固定する爪があります。両方の爪を外すと分解する事ができます。

今回の両サイドに爪があるマイクロスイッチより、上の画像の中央付近に爪がある物の方が多く見られます。


マイクロスイッチの分解

筐体を開くと内部はこのようになっています。

一度分解すると元に戻すのは難しいので、もし中を見る場合は壊しても良い物で試しましょう。


マイクロスイッチの構造

スイッチの下段部分です。

左の足が上の長い金属板につながっています。
右の足が右上の金属板につながっています。
真ん中は中央の金属板につながっています。

丸で囲った部分は普段は長い板が右上の板に接触しています。スイッチを押すと長い板が中央の板に接触します。

マイクロスイッチの接点洗浄

電源プラグ

一般的な普通の電源プラグです。

左側の表面は光を反射して光っていますが右側は鈍い光になっています。このように金属の接触面は日が経つと表面が酸化したり汚れたりして電気を通しにくくなっていきます。

スイッチ内部の金属板でも似たような事が起きてチャタリングの原因になっていそうです。


接点洗浄剤

汚れたなら洗いましょう。というわけで接点洗浄剤を用意します。

今回使うのはサンハヤトのRC-S201です。電子部品を扱う店や通販などで購入できると思います。

缶に書かれている説明に「ほとんどの樹脂を侵しません」と記述されています。周囲はプラスチックなので、このような樹脂を浸食しないと書かれている物を使いましょう。


マイクロスイッチの隙間

さて、どのように洗浄剤を付けるべきか。最初の項目のように分解して直に金属接点に付けるのが一番効果的でしょう。しかし固定されている状態だと分解は困難、分解時に金属板が取れたりする事がある、組み立てが難しいなど一筋縄ではいきません。

そこでボタンの隙間から洗浄剤を流し込んでみます。画像のようにボタンが押されていない状態だと枠の窪みに収まって隙間がないようです。吹きつける時はスイッチを押して、隙間を作りながら行うと良さそうです。


洗浄剤の吹きかけ方

目的の箇所にスプレーの液を流し込むには目的の箇所が下になるようにスイッチを向けてスプレーすると良さそうです。


洗浄剤の吹きかけ

以上二点を踏まえて洗浄剤を吹きかけてみます。

スプレーのノズルの先端でスイッチを押したままにします。そしてスイッチの接点部分が下になるようにして洗浄剤を吹きかけます。散布後はクリックを何度も押してなじませます。

このとき顔を近づけてると跳ね返った液が目に入る可能性があるので気をつけて作業をしてください。

接点洗浄をしてもダメな時はスイッチ交換をしてください。

使わない方がいい接点洗浄剤と復活剤

接点クリーナーCTC-900

TEACの接点クリーナーCTC-900です。
既に販売が終了している物ですが長年使っていました。


CTC-900の注意書き

「プラスチック部分にはかからないようにしてください」

この手の注意書きがある物がプラスチックにかかってしまうと、時間経過でひび割れができてしまう事があるようです。

幸いそういった現象に遭遇した事はなくゲームパッドのタクトスイッチなどをこれで復活させたりしていましたが、あまり勧められる作業ではなかったようです。


接点復活王PJK-145

RC-S201に「接点復活剤PJK-145を使うと効果がより長持ち」とあったので購入してみました。

同様の手順でスイッチに吹きかけてみると、広い範囲に飛び散り、それがそのまま残り埃などが付着し、擦っても油のように広がりなかなか取れません。効果はあるのでしょうが今回の用途では微妙かもしれません。

マイクロスイッチでは特に変化はありませんでしたが、タクトスイッチに対して使うとカチカチとクリック時に鳴っていたのがボチボチと鈍い音に変わり感触も悪くなりました。