Wacom Smart Scroll SS-100 (BH-0110)

[ 2009 / 02 / 20 ]

分解をしてボール操作の改善をします。

Smart Scroll SS-100

BH-0110

Wacomより発売されていた手のひらサイズの左手用補助トラックボールSmart Scroll SS-100(BH-0110)です。スマートスクロールは2種類あって、こちらはボールとホイールのみでキーが一つもない廉価な方です。


操作

補助操作用と言ってもドライバ導入前だと普通に操作ができます。

ペイントを開き、別の機器で右クリックをしながら中央の円から操作を行うと右側へはスムーズに操作ができますが左側にはさっぱり進んでくれません。上下の時は下側への操作が鈍い感じです。


読み取り部

このトラックボールは画像のゴム付きシャフトを回す事で移動を検知します。スムーズな右側や上側への操作はゴムシャフトにボールを押し当てる形になるのでうまいこと動いてくれるようです。逆にその反対側では微妙な操作になります。

ロジのトラボと同じ様な支持球が使われています。


背面

背面です。ネジはゴム足の下に隠れているようです


隠しネジ下側

まずはここに一つ。ゴム足をめくると画像のようにねじ穴の部分が浮いているのでドライバを差し込みます。ネジをゆるめたらそのままゴム足を付けて元に戻します。


隠しネジ右側

右側のゴム足の下にも一つあります。


隠しネジ上側

上側のゴム足の下にも一つあります。三ヶ所のネジをゆるめたら筐体を開く事ができます。


内部

内部はこんな感じになっています。


ケーブル端子

USBケーブルは着脱可能なタイプです。


ホイール

ホイールはロータリエンコーダにつながっています。


ネジ位置

分解に入ります。画像の黄色い丸の二点を外すと半透明の枠が外せます。水色の丸は同じサイズのネジなのでついでにまとめて外します。中央左側の黄色い丸はすぐに取れないので後回しにします。


LED基板の取り外し

右上の黄丸のネジを外した後に基板を矢印方向に引っ張るとLEDの付いた基板が外せます。


ケーブルをどかす

狭いスペースに収まっているLEDのケーブルを外にどかします。


隠れたネジ

ケーブルをどかすと半透明の部品を抑えているもう一つのネジが出てきます。


黒い部品

半透明の部品を外すと、画像の丸で囲ってる部分の黒い部品も外れます。こんな感じで収まっているようです。


ネジ位置

三ヶ所のネジを外すと黒い土台部分が外せるようになります。前に外した五本のネジとは長さが違うので混ぜないように気をつけます。ここで外すネジは全て凹んだ部分に付けられています。


シャフト外し

シャフトを押し込んでる針金をどかします(土台から取り外す必要はありません)。そうしたらシャフトを軽く押し込んで先端を枠から外してシャフトを外します。


ゴムシャフト

無事取り外せたらブチルゴムテープを巻きます。


ブチルゴムテープ

ブチルゴムテープです。この名前で接着剤付きの物などもあったような気がしますが自己融着テープを使います。自己融着の名前の通り巻き付けるとブチルゴムテープ同士で張り付きます。


引き出す

こんな風に少しテープを引き出し


伸ばす

両端を抑えて引っ張るとよく伸びます。


切れ端を用意する

これぐらいテープを切り出します。


切れ端を伸ばす

両端を持ち何度も引っ張ると上の切れ端がこれぐらい伸びて薄くなります。しかし指で摘んでいた部分はそのままなのでカットします。


準備完了

準備完了、これをゴムシャフトに巻き付けます。


シャフトへ巻き付け

テープを巻き付けます。しわができないように気をつけます。でこぼこになったらやり直しです。

薄くのばしたゴムテープの先端を指でゴムに押しつけて軽く接着し、そこから先端を指で抑えながらゴムテープを伸ばしつつ巻き付けていきます。

コツは切れない程度に常時引っ張って伸ばしながら巻く、です。


巻き付け後の手入れ

適当なところで引っ張って切ります。切断部分は指で押しつけると同化して目立たなくなります。厚さにもよりますが最初は2~4周程度巻いて動作確認をするといいと思います。

ゴムから余分にはみ出た部分は動作の邪魔になるので切り捨てます。はみ出てる部分に指の爪を当てて回せば簡単に取れると思います。逆に簡単に取れないならテープが厚すぎるのか巻きすぎです。


動作確認

ゴムシャフトを戻したら組まずにそのままボールを乗せて動作確認をします。スリットの部分が下に出っ張っていて触れたら回らなくなるので気をつけます。ここでシャフトの逆に回してちゃんと動かない時はテープをはぎ取ってまき直します。


動作確認2

シャフトを覆うカバーを取り付けて動作確認をします。厚すぎるとここでうまく回らなくなります。


もう片方

もう一つの方も同じようにテープを巻きます。端のスリット部分は外側にずれる事もあるのでずれたら元に戻しておきます。動作確認で問題がなければ後は組み立てです。


組み立て1

まずはシャフト付きのシャーシを乗せます。


組み立て2

続けてその上に付くカバーのような部分を乗せます。


組み立て3

三つの窪みの部分をネジで締めて、ホイールを乗せます。


組み立て4

半透明の部分を乗せます。


組み立て5

黒いパーツを取り付けてネジを締めます。


組み立て6

こんな感じで固定します。


動作確認3

この状態で実際にケーブルを接続して動作確認をします。実際に動かしてみるとどうも駄目で何度かやり直す羽目になりました。


組み立て7

LEDのケーブルを元々収まっていた隙間に入れます。続けてLEDを半透明の枠に差し込んでネジを締めます。


組み立て8

LEDを差し込んでからケーブルを隙間に収めます。画像には出てないですが残り三ヶ所のネジも忘れずに締めておきます。


完成

蓋を閉めて、裏面の隠しネジを三つ締めて完成です。上下左右それ相応に動くようになりました。